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2018年05月21日【 大賀郷園地にて 】

大賀郷園地を一回りしてきました。
八丈島ではあまり馴染みのない花がいくつか咲いていたので、ご紹介します。
まず、上の画像のような見慣れない黄色い花がたくさん咲いていました。
調べてみると、セイヨウヒキヨモギという帰化植物でした。
セイヨウヒキヨモギは、ヨーロッパ西部原産で、1973年千葉県で見出され、その後、関東地方以西の道端や堤防でも見られるようになった(全農教・日本帰化植物写真図鑑参照)とのことです。

ビジターセンターでは、一昨年大賀郷園地で初めて確認しました。
この時よりも、広範囲でみられるようになったように感じます。
綺麗な花ですが、マメ科やイネ科の植物を好む半寄生植物だそうです。



ブタナ

次は、ブタナです。
ブタナは、ヨーロッパ原産でほぼ世界中に帰化している多年草です。1930年代に札幌と神戸で帰化が確認されて以来、日本全国に広がり、北日本に多くみられるそうです。(全農教・日本帰化植物写真図鑑参照)

ビジターセンターでは、昨年初めて南原スポーツ公園で確認しました。
数日前、車を運転している時に、大賀郷園地の草むらで、違和感のある「タンポポ」を見つけたのですが、今日、きちんと確認してみたら、ブタナでした。
別名、タンポポモドキと言うだけあって、花だけ見たら、タンポポそっくりですね。



ヤナギハナガサ

大賀郷園地奥の方に、たくさん咲いていた一見スターチスのような花は、ヤナギハナガサです。
数年前から八丈島のあちこちでみられるようになりました。
バーベナの仲間なので、小さな花をよく見ると、バーベナにそっくりなのがわかります。

このように、近年、八丈島では見られなかった植物たちが見られるようになってしまったのは、
良いことなのか?
悪いことなのか?
・・・あなたはどう思われますか?

作成日:18.05.21
投稿者:kinoshita


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