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2018年02月25日【 これは何だ? 】

園内で見つけたシダの仲間たち。
よーく観察すると、葉や、葉の裏側が面白い事に!
一体、これは何だろう?

ハチジョウカナワラビ

ノキシノブ

マメヅタ

ヒトツバ


一番上からウチワゴケです。
見た感じコケのようですが、シダです!
よく見てみると、葉の際にラッパのようなコップのような筒状のものがありますね。
この中に胞子嚢群が入っています。
(この胞子嚢群をソーラスと言います。聞いた事、ありますか?)

次は、ハチジョウカナワラビのソーラスです。
ハチジョウカナワラビは八丈島と、青ヶ島に分布しています。

次はノキシノブのソーラスです。
お椀型の胞子嚢群がお行儀良く並んでいます。なんだか、可愛いですね。

次はマメヅタ
公園内では、スダジイの幹や、縁石の上などでよく見ます。
葉の裏に2本のストライプは胞子嚢が弾けて、袋だけが残ったもの。そして、裏一面にモリモリとした胞子嚢が弾ける前のソーラス。

最後はヒトツバ
碁盤の目のように賽の目にびっちりとソーラスが付いていますね。

いかがでしたか?
シダによってつき方が違うソーラスは、シダを見分けたりする大事な識別ポイントの一つになっています。

お散歩の途中で、気になったシダがあったら、葉の裏や際などよーく見てみてください。
面白いものが見られることでしょう。

作成日:18.02.25
投稿者:kinoshita


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