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2022年01月25日【 冬鳥を見よう 】

1月22日(土)は八丈学講座「冬鳥を見よう」が開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため中止になってしまいました。

そこで調査を兼ねて開催予定日だった22日に洞輪沢漁港へ行ってみました。
例年ならば、いろいろな猛禽類、カモメの仲間などが港を賑わせているのですが、今年はさっぱり。

唯一、例年通りだったのが「ウの仲間」。双眼鏡で沖のテトラポットを見てみるとウミウとヒメウの姿がありました。


ウミウとヒメウ


体に白い部分が見える2匹がウミウ、全身真っ黒なのがヒメウです。
ウミウは毎年かなりの数が飛来しますが、ヒメウはちょっとレアです。
逆光だったり、体が黒くて見つけにくいですが、テトラポットをよく見ると糞をした白い跡がはっきり!鳥を探すよりもこの白い部分を探した方が見つかりやすいです。

ヒメウ


ヒメウはウミウよりも少し小さく、全身が真っ黒。光が当たるとカラスバトのように青色や緑色の光沢があります。時々、魚を追って港の中に入ってくることもあります。




ミサゴ


テトラポットにはミサゴの姿もありました。
捕まえた魚をテトラポットの上で食べていました。
ミサゴも冬になると渡ってくる冬鳥で、海の上をホバリングし、水中へダイブして魚を捕まえます。



他に見られた冬鳥は、ジョウビタキのメス、イソシギだけでした。


今年の冬は、渡ってくる鳥の少ない八丈島です。

作成日:22.01.25
投稿者:takasu


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