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2011年10月14日【 アケボノシュスラン 】

こっこめ通信最新号(2011年10月号)に「秋のランを見比べてみよう」を載せました。しかし、未確認のアケボノシュスランだけは紹介していませんでした。

アケボノシュスラン
そこで先日、アケボノシュスランを探しに八丈富士へ行ってみました。見つけたのが上の写真です。

「原色日本のラン」によるとアケボノとツユクサの違いは
・ツユクサの葉および花は大型で、アケボノに比べると1.5倍はある
・ツユクサの苞葉は長大で脂肪の2倍長あり、花より完全に超出している
・ツユクサの花被片は筒状に近い半開で開出しない
・ツユクサのがく片と苞葉の外側に、花序軸よりは少ないが明瞭な腺毛を敷く
となっています。

今回見つけたアケボノシュスランは、葉が小さく、花色が濃く、花被片がかなり開く、苞葉が短いなどの違いがあるので、ツユクサシュスランではないとわれます。

下に島で撮影した二種の比較画像を載せておきます。


ツユクサとアケボノ

作成日:11.10.14
投稿者:takasu


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