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2022年11月30日【 海岸散歩 】

11月26日は、八丈学「海岸散歩」が開催される予定でした。
しかし、低気圧の影響により時折雨が激しく降り、雷注意報が発令されていたため中止としました。
天気の回復した11月28日に予定していた南原千畳敷から大潟浦を歩き、海岸の植物を撮影してきたので紹介いたします。



イソギク


今が花盛りの「イソギク」はキク科の植物なのでよく見ると小さな花が集まっています。
拡大して撮影したところ、花粉を求めて、アリがやって来ていました。
11月から咲き始める花ですが、最近は5月頃に咲き出す株も増えてきています。




マルバアキグミ


4月に花が咲く「マルバアキグミ」の実がようやく色づいてきました。
今年は、台風の影響が無かったので実が少し多いような気もします。
美味しそうですが、渋みが強いです。




オオハマグルマ


7月頃から夏にかけて咲く「オオハマグルマ」。探すとまだ花を咲かせている株もありました。
今年は、まだ暖かいからでしょうか?明日から寒気が南下するので、花も終わりですね。




イソフサギ


波がかかりそうな岩場にあるのが「イソフサギ」。
こんなところにあるの?という場所にあります。
10月に花が咲き、すでに終わりのはずですが、よく見たら一輪だけ咲き残りがありましたよ。


イソフサギ





グンバイヒルガオ


流れ着いた福徳岡ノ場の軽石の間から発芽していたのは「グンバイヒルガオ」。
軽石と共に南から流れてきて、軽石に温められたせいか、いろいろなところで発芽しています。


イソフサギ


かなり生長しているものもありました。
波の影響を受けやすい場所にあったので、この先しっかりと生長するかは分かりません。
ちなみに海流に乗って漂着し、(稀に)発芽する南方系の種子は他にも「クサトベラ」や「モンパノキ」などがあります。



行事では、ザトウクジラやクロアシアホウドリ、オオミズナギドリなども観察する予定でした。




八丈学講座は、毎月第4土曜日の午後に開催しています。
12月は24日に「大人クラフト お正月飾りを作ろう」、
1月は28日に「冬鳥を見よう」です!

作成日:22.11.30
投稿者:takasu


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