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2015年09月19日【 驚異! 】

いつか侵入してくるのではないかと恐れていた虫が植物公園内で確認されてしまいました。





クロマダラソテツシジミ



とっても可愛いチョウですが、幼虫がソテツを食べてしまう「クロマダラソテツシジミ」。
本来は、日本にいなかったチョウですが、近年は南西諸島や九州南部で定着しています。
ソテツの移動ともに北上していますが、定着はしていないようです。
上の画像は、左がオス、右がメスです。




クロマダラソテツシジミ幼虫



幼虫の甘い蜜に誘惑されてしまった島のアリたちもいます。




クロマダラソテツシジミ卵



新芽に産み落とされていた卵。タワシウニの殻(こっこめ通信9月号参照)のようです。




クロマダラソテツシジミ卵

画像の新芽にもたくさん産み落とされていました。赤い点で印を付けたのはすべて卵で、見える範囲で129個ありました。



島の中にソテツを持ち込むことはないと安心していたのですが、他の地区でも見つかっているので、生息範囲はすでに広がっていると思われます。


可哀想ですが、公園内では薬剤散布をする予定になっています。

作成日:15.09.19
投稿者:takasu


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